ブルガリアからルーマニアへ
ブルガリアのソフィアのバス停からルーマニアの首都ブカレストまでのバスが午前9時半発だったため、バス会社でチケットを買おうと少し早めにゲストハウスを出た。
バス会社のオフィスが9時オープンということだったが、9時5分、10分経ってもオフィスが開かない。
15分経った時にようやく従業員が来て、オフィスが開いた。しかし先に並んでいたアラブ系の人がバスチケットを購入しようとしたが、何やら揉めている。9時20分が過ぎ、25分にやっと自分の番になり、チケットを購入できた。
事前に調べてた値段の倍の料金だった。
高いと思いながらも、大慌てで購入し、バスロータリーに向かった。
荷物を載せて、椅子に座ったと同時に出発した。
なるほど、次からはこんな慌てたり、値段が高いなんてことないように、インターネットで事前購入しておこう。そう思った。
バス移動中は退屈なもので、特にやることもなく、景色を眺めては寝て、眺めては寝てを繰り返ししていた。
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8時間後、ルーマニアに到着。
最悪なことに首都ブカレストのバス停というものの、泊まろうとしていたゲストハウスからは遠い。
渋谷や原宿に行きたいのに東京駅で降ろされた
そんな感じだ。
こういうところはバス移動の嫌いなところだ。
仕方ないので優しそうなおばちゃんにそこまでの道を聞いたが、英語は通じない。
なんとなく理解し、とりあえず地下鉄に乗れと。
地下鉄に乗り込み、それっぽい駅で降りると、自分が求めてた場所に着いた。
そしてそのままゲストハウスにチェックインした。
レトロな雰囲気と美人の受付
とても良い!
荷物を起き、街を散策
さっそく吸血鬼のモデルになった男ウラド三世
ルーマニアの街並み本当に良いね。
ブルガリアの西洋の街並みと違い、80年代モダンな建造物に囲まれて落ち着きのある印象がとても気に入った。
明日はここらをもっと観光しようと思い、ゲストハウスに戻ることにした。
ブルガリアの首都ソフィア
ブルガリアに着いたのが夜だったのでわからなかったが、朝起き町を歩いて見るとブルガリアの雰囲気に感動した。
徒歩で移動できる範囲で見れる綺麗な教会や町並み、首都のわりにごちゃごちゃしてない落ち着いた雰囲気、澄んだ青空などなどにいいなと思った。
途中お腹が減ったので良さげなご飯屋さんを見つけたので入ってみた。
ケースの中から好きなのを選んでいくスタイルのお店で、店主が日本に行ったことのある陽気な方だったので、料理をお任せで選んでもらった。
ピラフとハンバーグの上にマッシュポテトが乗ってる料理。とても美味しい。
600円くらい。
外に出ると近くの広場で、ボトルを持った人がちらほらいたので見てみると水道があった。
ここで水を入れて、生活の水にしているらしい。
ちなみに味は硫黄の匂いがほんのり香る温かい水だ。
その後も教会に行ったり、ヨーグルトアイスを食べたりして単純にブルガリア観光を楽しんだ。
今までこういった綺麗な観光地を一人で訪れる機会があまりなかったし、それはつまらないと思っていたけど、これはこれで面白いなあと思った。
帰りはブルガリアヨーグルトを買って帰った。
ゲストハウスには2人の日本人がいた。
マルタ留学を終え、ヨーロッパを旅してから帰るという彼と、世界一周中の彼。
どちらも僕と同い年だった。
彼らと話して思ったのが、旅は人生と同じだということ。それぞれ目的、行きたい場所、求める物は違くて、それぞれにストーリーがある。女を探して歩く旅もあれば、お金は気にせず遊びまくる旅もある。
僕らは同い年で、1人旅という共通点があったものの考えでいること、やりたいことは全然違くて、こういう旅のスタイルもあるのかという新しい発見になった。
僕の身の周りには、1週間やそこら少しの間その辺のアジアかどっかを旅行したくらいで、旅はこういうものだ!世界はこういうものだ!と語る人も多いが、そういう言葉にはなんの深みもない。長期で世界を1人で歩いている彼らの話はとても興味深い。
僕は北を目指し、彼らは南へ目指して向かって、丁度ブルガリアのゲストハウスで交差した。そして次の日にはそれぞれ別の道を進んでいく。
グッドラック👍
ブルガリアへ入国🇧🇬
ヒッチハイクで連れてきてもらったギリシャ人のおじさんと別れ、次の日の朝にブルガリアに向かとうと思っていた。
昨晩はギリシャ人のおじさんと別れたのが夜遅くで、ホテルを見つける時間がなかったので、バス停の前のベンチで眠っていた。
何事もなく朝を迎えられて良かった良かった。
とりあえず朝一でセレスという街に向かい、そこでブルガリアの首都ソフィアのバスを捕まえようと考えた。
チケットを購入してから1時間後セレス行きのバスに乗った。
無事にバスに乗りそのまま眠ってしまった。
2時間か3時間後、起きると全員が降りて行き、着いたぞ!とばかりに起こされた。
セレスか?
違う。セレスはこのバスじゃない。
どうやら乗るバスを間違えたらしい。
後々わかったが、おそらく乗り換えをしなきゃいけないのをせずにそのまま乗って来たことが原因だ。
チケット売ってくれたやつはそれを教えてくれなかった。いい加減だし、無責任だ。
戻るバスがすぐ出るようだったので無料で乗せてもらい戻ることになった。
せっかく買ったセレス行きのチケットが無駄になり再びチケットを買わされてしまったが、セレス行きが確定した。
バスに乗り、再び眠ってしまった。。。
出発から2時間後バスは止まっており乗客もいない。
あれ、セレスに着いたのか?
目の前にターミナルがあったので無事に着いたようだ。
とりあえずバスから降りようとしたが鍵がかかっていたので出られない。
それを遠くからそれに気づいた人が、運転手を呼び開けてもらえた。
寝ていた自分も悪いけど、日本だったら運転手が最後に中を確認して起こしてくれるよな普通...
たが、ここは海外
日本の普通は普通じゃないのが普通
チケット売ってくれた人といい、運転手といい...いい加減だ!
ともかくセレスに到着!
そしてブルガリアのソフィア行きのチケットを手に入れた。
国際線バスは国際線のバス会社でないと買えないと思ってたから、国内線の案内しかないこの駅でも買えないと思ってたけど、チケットオフィスの人に聞いたらすぐに用意してくれたので、おそらくどこのバス停買えるものなんだな。
つまりわざわざセレスに来なくても朝出発したバス停でも買えたんだ。。
16時半のバスは30分遅れて到着した。
ほぼ満員のバスに乗り、そこから5時間
ギリシャ−ブルガリア間の国境通過もスムーズに行き、夜22時すぎに到着
バス停でwifi を繋いで近くの安いホテルを見つけ歩いて向かった。
15分歩いて中国人の若い女性がオーナーのゲストハウスに到着。
無事にチェックインし、移動ばかりの一日が終わった。
バス移動は思ったより難しい。。
セレスのバス停留所にあったクレーンゲーム
奥に見える青いたぬきは一体...
ギリシャ人と200kmのドライブ
奇跡的に捕まったヒッチハイクでギリシャ人の男の車に乗せてもらうことになった。
彼の名前は、、忘れてしまったが、ロン毛でミュージシャンをやっていそうな50代くらいのおじさんだ。
車に乗ってびっくり。
というか乗る前から何となく気付いていたけど
車汚な!!
ここまでゴミを車に溜めるのも大したものだ。
それにセロハンテープでサイドミラーを固定していた。
壊れかかった車に乗せてもらい進んでいく。
1時間くらい経って、フェレスという小さな街に来た。
ちょうど今日は休日で外の広場で市場が開かれていたので、ちょっと見せてあげるということで案内してもらった。
果物、野菜、魚、衣服、様々 なものが売られたいかにも田舎町のマーケットという感じで楽しかった。
彼がこいつは日本人なんだぞ!自慢気に店の人に言っていて、店の人は日本から来たのか!というような反応をし、色々試食させてくれた。
このあたりで降ろしてもらうのかなーと思ってたが、再び車に乗り移動した。
次に来たのは彼の友達の家。
彼の友達の庭に行き、彼の友達が迎えてくれた。そしてそこから庭にある植物全ての説明をしてもらった。
色々な野菜や果物を一から育てているみたい!
1時間くらいで庭園見学を終え、再び車に乗り込む。
そこからさらに車を飛ばし、、
かつて風呂の役割をしていたとされる遺跡
鳥や植物、歴史の資料館のようなところ
ギリシャの歴史博物館
かつて電車の駅として使われていたところ
オリーブ工事
綺麗すぎる教会
そして再び博物館
ドライブをスタートしてから10時間半後、カバラという海の綺麗な場所に着いた。
どうやらここで彼はサーフィンをするみたいなので2時間後に集合ということで、別れた。
弁当もいただいた!優しい!
2時間後、再び彼と合流し、近くのカフェでパイをご馳走になった。
色んな話をしてくれたが、マシンガントークで聞くのも疲れてしまったので、相槌をうって聞き流してしまった。。失礼しました。。
時刻は23時過ぎ。
今日中に戻らなきゃいけないみたいなのでここでお別れすることに。
別れ際彼から朝マーケットで買った沢山の果物やオリーブをいただいた。
更にメロン丸々一個
食べれないからいらないよ!
って伝えたが、
さっきのパイを食べた店でナイフ貰って食え!
言われ、もらうことにした。
サンキュー!ギリシャ人のおじさん!
今日は一日中彼といた。
何でこんなに良くしてくれるんだろう。
朝偶然出会った怪しいかもしれない日本人にここまで親切にできるなんて、あなたは神か?
こんなに果物もくれて、しばらく飯買わなくて済みそうだー
と思いながら、カフェででかいメロンを食べる僕は思った。
素敵な出会いに感謝。
トルコからギリシャへ 過酷な国境越え
ヒッチハイクからバスに移動手段を切り替え、ギリシャへと向かう。
その頃、何を思ったのか国際線バスを使わずにローカルバスで町から町を転々とし、国境を越えようと思っていた。
しかしローカルバスが国境を越えることなんて出来るわけもなく、国境手前の街で終点を迎えた。タクシーで国境前まで乗せてもらい、歩いて国境を渡ろうと考えた。
手続きを済ませ、特に問題なくギリシャを越えることができたが、役員にこっから歩いて近くの街に行くのは難しいから、バスに乗せてもらえるか交渉しな!と言われたので、結局国境でバスをヒッチハイクすることにした。
しかし、こんなところで乗せてくれるバスなどいるはずもなく、結局歩くことにした。
気合いを入れて、歩き始めた五分後、、
軍人に止められた。
「ここから先は軍のエリアだから歩いて行くようものなら牢屋行きだ。」
うわ、怖えーー
と思ったら、1人の軍人がトラックと交渉してくれて、軍のエリアの出口まで乗せてもらえることに。
軍人エリアを抜け、休憩所のようなところで降ろしてもらった。
どうしようか考えているとトルコ人が声をかけてきた。
聞くところによるとヒッチハイクでアテネを目指しているという同い年のトルコ人だった。
ここでアテネ行きの長距離トラックを捕まえているようだった。
あわよくば彼が捕まえたトラックに乗せてもらおうとこぼれ玉を狙っていたが、それは叶わず、彼はトラックを見つけると行ってしまった。
結局僕はその夜、休憩所外のベンチで寝て朝を迎えることにした。
夜中は冷え込み、周りには野良犬、蚊
寝心地は最悪だったが、なんとか朝を迎えることができた。
ヒッチハイクしようかどうか。
悩んだ末に近くの街まで歩いて向かうことにした。
時刻は6時半
車通りも少ない。
歩き始めて五分後、後ろから赤い軽自動車が走ってきたので、だめもとで親指を立てた。
すると止まってくれた!
隣の街まで乗せてってやる!
と言った気がしたので乗せてもらうことにした。
次回ギリシャ人と大陸横断の勢い!?
ヒッチハイク2日目で挫折
ヒッチハイクでヨーロッパを回るんだ!
と決心した2日目、僕はバスを使った。
そして同時にヒッチハイクはやりたくないと思った。
決して上手くいかなかったとか、乗せてくれたひとに嫌なことをされたというわけでない。むしろ優しくもらっていたし、順調に目的地に向かって進んでいた。
ではなぜか。
それはただ単純につまらない!
僕にとってはヒッチハイクは全然刺激的ではなかった。もちろん一番最初に車が止まってくれたときは大喜びした。が、それだけ。
- 乗せてもらってる分寝るのは失礼だと思うから眠れない。
- どこで下ろされるかわからない不安
- お互い言語がわからなかったときの気まずさ
視点を変えれば冒険的で面白いと思うかもしれないが、僕には無理だった。
そしてもうひとつに、優しくされ過ぎてつらい
ヒッチハイクをしていると色んな人に心配される。
お金を渡してくれようとする人もいる。
お金がないからヒッチハイクをしているわけではなかったので、そういった優しさにとても申し訳ない気持ちになった。
お金がないふりをして、人に施しを受ける。これはある意味で詐欺なんじゃないか。
確かにお金がないと言えば乗せてもらえる確率は上がる。がしかし運転手は気を使ってご飯を奢ってくれたり、何か渡してくれたりする。それは嬉しいし、ありがたいことだけど、いつまでそれに甘んじてては良くない。
こんなことして何が待っているのだろう。
そんなことまで思ってしまったし、先が見えなくなってしまったため辞めた。
決心したにもかかわらず、途中で投げ出すことは好きではないが、こればっかりは仕方ない。。と言い聞かせ、何でもありのヨーロッパ旅を続けたいと思った。
トルコでヒッチハイクをやってみたはいいが...
ヒッチハイクで東ヨーロッパ制覇してやるぞ!
そんな気持ちでトルコ、イスタンブールのハイウェイの入り口で待ち構えた。
人生初のヒッチハイク。記念すべき1回目の相手は誰だろう。そんなワクワクな気持ちでいた。
しかし五分後、近くで見ていた男性に声を掛けられた。
Google翻訳で彼は「ヒッチハイクは難しいからバスに乗って行きなさい。バス代出すから。」
なんて優しいいいんだーー
ここはお言葉に甘えて。。。
って始めたばかりだぞ!!
ヒッチハイクでやるので大丈夫です!!
と言うと、時間はかかると思うけど頑張って👍って去っていった。
気を取り直し再開。
10分後、近くの芝生で座っていた2人の男性が声を掛けてきた。
Google翻訳を使って彼が一言。
「バスを使いなさい。」
そう言ってポケットからお金を出して渡してこようとする。
断っていると、もう1人英語が話せる男が加わって来た。
「ここはハイウェイだから車が早くて危険だからみんな止まらないよ。なぜそんなにヒッチハイクにこだわるんだ??」
なんでって。。
理由はないよ。やってみたいだけだから。
なんて通じるわけもなく、お金がないことを理由にしていた。
トルコ人:お金あげるから。。
僕:いや大丈夫だから!
トルコ人:受け取ってバスで行ったほうがいいから!
僕:大丈夫!ヒッチハイクするから!
そんなやりとりが何度が行われた。
こんなに心配してくれて、なんて優しいんだトルコ人は。。
しかし甘えてはダメだ!
ヒッチハイクするんだ!
そう言って再び再開。
30分後。。
後ろの方でクラクションが鳴った。
駆け寄ると、乗りな!って
記念すべき第1号だーーー
その後も順調に第2号
第3号
スタート時点から120km以上先の場所まで来て、今日は終了。
ヒッチハイクする前にテントを買っていたが、近くに安いホテルがあったので今日はそこに泊まることにした。
ヒッチハイク1日目は思っていたより順調だった。
しかし自分の中で思い始めていたことがあった。。
次回 ヒッチハイク2日目にして挫折