自己満足の旅

自分の経験を忘れないうちに書き留めます。

ムスリムの家族との出会い

 

イスラム教徒と聞くとどんなイメージがありますか。多くの人は危ない奴がいると思っているでしょう。僕の周りにはイスラムに悪いイメージを持っている人が多い。

それもイスラム教の名を借りたテロリストによるテロが頻発しているせいでもある。しかしそれらが「イスラム教」という宗教のせいだとか、「イスラム教の教理」のせいだというのは、単なる偏見にすぎない。

 

イスラム聖典コーランには「罪のない人を殺す者は全人類を殺したのと同じ」という一節がある。もともとイスラムというのはアラビア語で平和を意味するそうだ。それほどイスラム教は人を殺すことに厳しく、平和的な宗教なのだ。

 

今日は実際に自分が体験したイスラム教の人、ムスリムの家族との出会いを話します。

 

バングラデシュは8割以上がイスラム教徒の国で、この日、私が乗ったバスの隣にはムスリムの人が座った。

 

しばらくして彼が話しかけてきて、聞くところによると昔日本で仕事をしていたらしい。

彼はベンガル語の数字を教えてくれた。

 

バスが渋滞してたこともあり、長い時間彼と話していた。そしたら良かったらうちでご飯を食べないか?ごちそうする。

即答して彼の家でご飯を食べることになった。

 

家に行くと、自分より年上のラプソンと1歳の男の子が出迎えてくれた。

 

料理を待つ間、イスラム教について教えてくれた。1日5回祈りの時間があるという。モスクで祈ることもあれば家で祈ることもあるそうだ。

 

しばらくして料理を持ってきてくれた。チキンやカレー、野菜、果物、ロズブリと呼ばれるバングラデシュのケーキなどたくさんご馳走になったり、バングラデシュの食を味わうことができた。

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食後、みんなで写真を撮った。f:id:Queserasera00:20181004232649j:image

宗教上の理由でお母さんは顔を出してくれなかったが、美味しいお料理をありがとう。

 

帰る時、片道2時間かけてバスに乗ってホテルまで送ってくれた。その時のバス代まで出してくれた。

別れ際、また来れるように住所とラプソンの連絡先を教えてくれて、また来てねと言って帰っていった。

 

振り返ってみて、全くの無知というのは本当に良くないなと思った。

もしあの時、イスラム教に偏見を持っていたらついて行ってなかったし、こんな良い経験と出会いはできなかっただろう。

 

宗教に対するステレオタイプを捨て、寛容になるべきだと思った。

 

おそらくこの記事を見た友達は次の日から

イスラム教に入信したのかとか言う人がいるだろう。そういう人は一生無知のまま自分の中の狭い世界で生きていけばいいと思います。

 

 

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バングラデシュのジュース🍹🇧🇩