インドでボランティア マザーテレサ ガリガード 3日目
ボランティア最終日
いつも通りのカトリックの歌を歌い、最終日の人へ来てくれてありがとうの歌を歌う。
今日で最後の日は自分だけだったので、みんなが自分だけに歌を歌ってくれた。
3日間唯一ずっと同じだったスペイン人女性、アルフエナが” I miss you “と言ってハグしてくれた。彼女は2週間ここでボランティアをするらしく、優しくてとても良い人だった。
2日目の時にはマザーハウスからバスで行く人が自分とアルフエナだけで、あの地獄通勤を耐え抜いた。
最後の日もいつも通りバスで行き、業務をこなす。ここに来て、初日よりも周りを見て行動できるようになっていた。
水を渡したりマッサージをしたり...
色々自分から行動できるようになり、自分自身成長を感じていたが、大事なことを忘れていた。
それはベテランボランティアさんから、
もっとスマイル!
確かに自分は笑ってなかった。
見たくないものも見たのもあり想像してたより怖い顔だったのであろう。
最終日になって初めて気づかされた。
ナーバスになるな!君が笑顔を与えなきゃ!
そう伝えられ、自分はまたまだ未熟だと感じた。感情を顔に出さずに人を笑顔にすることがここでは求められている。
笑顔でやることができなかったのは心残りだが、次に繋げられると信じている。
終わりの時間になり、少しだけ英語を話すことのできる患者のところに行った。
彼は足に怪我を負っており、ベットから動けない状態だ。僕は3日間彼に水を持ってきたり、溜まった尿を捨てたりして少し話すようになった人だ。
今日が最後の日だということを伝えると、
ありがとう。と言ってくれた。
インド人に感謝を伝えられたことは滅多にないので、とても嬉しかった。
こちらこそありがとう。
そう伝え最終日を終えた。
ここに来る人たちはこれからも増え続けるだろう。なぜならインドには沢山の物乞いがいるから。ここには病気や怪我をした人しかこないらしいけど怪我をしている物乞いでここに来れない人は山ほどいる。
もし自分は環境に恵まれない、運が悪いと思うならここに来てみてほしい。自分がいかに恵まれた環境にいることを実感するだろう。
僕らできることは、もちろん実際に行ってお手伝いするというのが一番だが、それはなかなか難しい。だから僕らは僕らの環境に感謝し、人生を無駄にしない。彼らの分まで精一杯生きることが大事だ。