自己満足の旅

自分の経験を忘れないうちに書き留めます。

キリマンジャロ登頂記録 2日目

6時半に起床し、ポーターが持ってくるお湯で顔を洗い、テントを出る。

10℃をきってるだろうか、太陽がまだ出ない時間帯はとても寒い。

そして寒いとトイレも近い。

ちなみにトイレはこんな感じ

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奥に行けばもっとマシなトイレがあるのだが、ここはここで味があっていい。

 

日本人に馴染みの深いボットン便所だが外人にとっては珍しいらしく、登山者のオーストリア人はこのスタイルにとても驚いていた。

 

トイレから戻ると朝食が用意されていた

食パン、スープ、オムレツ、フルーツ

しっかり食べて1日に備える。

 

8時半にキャンプ地を出発

そしてここで今まで見えなかったキリマンジャロのトップが見えた。朝のうちは雲がなくすごく綺麗にキリマンジャロの全体を見ることができる。

思ったことはでかいし、高い。

そんなことはわかっていたけど実際に見るとその存在感に圧倒される。

 

今日の道のりはゴツゴツした岩がたくさんあってとても登りづらい。

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ポーターたちも重い荷物を頭に乗せ頑張っている。

途中で標高4000m超えのメロという山が見えた。あんな高い山でありながらキリマンジャロがあるためその山の知名度は低い。

いくら能力が高くても2番目となると誰も知らないという勝負の世界と似ている。

 

そんなこんなで険しい道のりを進んでいく。

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この時点では空気が薄いという感覚はないが、頭がぼんやりするよな感じはした。

 

出発から3時間半

2日目のキャンプ地、シラキャンプに到着。

標高は3750m

富士山が3776mなので2日目にして富士山の頂上付近と同じ高さまで来てしまった。 

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今日はここでキャンプを張る。

1日目と同様、小屋でサインをして自分のテントに戻る。

テントに戻り、昼食を食べる。

 

食べ終えやることもないので外でフラフラしていると、フランス人の男女と仲良くなった。

彼らはタンザニアで英語などを教える先生としてボランティアで来ていて、休みを作って登りに来ているようだ。

人のために尽くしている人々は素敵だと感じた。特に女性の方が親切で美人だったので、一緒に頂上を目指したいとさえも思った。

 

そのあとも他の参加者と話したりして時間を過ごした。みんなまだ元気そうだ。

特にオーストリア人の彼は暇すぎて次来る時はDVDプレイヤーを持ってくるよ!と陽気に話していた。

確かにこの日は時間がありすぎて本当に暇だった。空き時間の対策を全くしていなかったので、こういう時にトランプか何かあればいいなと思った。

 

特にやることもないのでトイレを撮影

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1日目のトイレより綺麗だ。

この高さまで来ると、臭いに集るハエがいなくなるので良い。1日目のトイレは大量の虫がトイレの中を飛び回っていた。

 

夕食の時間になりテントに戻る。

今日は米が出た。てんこ盛りに盛られていたが、昼食を食べてそのあと動いていないので全くお腹が減ってなくて7割ほど残してしまった。

 

夕食後ガイドのマイクから明日の予定について話される。明日は4600mまで上がって、そこで昼食を食べ、少しの間高度になれて、そこから3900mのキャンプ場に行きそこでキャンプを張るらしい。普通の人はこのあたりから頭痛や腹痛など症状が出始めるらしいが普通のことだからあまり心配するなと言っていた。

それにしてもマイクの指示は的確で信頼できる。明日の服装、持っていくもの、水分補給の仕方など。そのおかげもありここまで元気に登れている。

 

明日から本当のキリマンジャロが始まる。

気合いを入れて、今日も20時ごろにに就寝する。

 

 

夜中小便で起きる。トイレまで行くのが面倒なので近くの草むらで済ませると星の綺麗さに気付く。満天の星に囲まれてする立ち小便。その気持ち良さは経験したものにしかわからない...